
X線撮影(レントゲン写真)に代表される画像検査は医療に多大な恩恵をもたらしました。「医学の進歩」の中で画像検査の進化が占める 割合は大変大きなものです。少し前まで画像検査の結果はフィルムの形で提供されるのが定番でした。

ドラマでも専用の蛍光面に並べたフィルムを、お医者さんが真剣な眼差しでチェックする場面がありますね。あるいは実際に入院経験のある方は、主治医が大きなフィルム袋を抱えて病室にやってきて、天井の蛍光灯にかざしながら結果を説明してくれた経験はありませんか?

最近ではカルテの電子化が進むのと並行して画像検査の結果をフィルムではなくパソコンの画面上でみることが増えてきました。「フィルムレス化」が進んでいるのです。院内ネットにつながっていれば、どこでも見れるし一度に複数の場所で見ることもできて便利です。でも見るにはパソコンやタブレットが必要です

手術後で安静中の人や、体調が悪く動けない人に画像検査の結果を見せるには、タブレットやパソコンを顔の前(実際には上)に保持することになります。表示面積は小さいし、けっこう重いので落としたら大変だし、タブレットだと持ち方によっては指が触れて全く関係のない画像に切り替わってしまったりします。

もし天井に映せたら・・・ ドクターが持っているタブレットの画面をクローン表示して的確な説明に専念できます。画像のみならず血液検査などの数値データも動画仕立てのグラフ表示などを活用する事で印象深く正確に問題点を伝えることができます